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乳幼児の発達をサポートするアプリ
フロリダ州プランテーション拠点のスタートアップ企業、BabySparksは7月26日、同社シード投資ラウンドを200万ドルの調達で終えたと発表した。同投資ラウンドはマイアミ拠点のベンチャーキャピタル(VC)企業であるOcan Azul Partnersが主導し、Miami Angels、Kairos、Mastar Investments (Steven and Brian Finn)、Lou Kreisberg、Steve Goodmanが参加した。 2013年創業の同社が開発した同名アプリ、BabySparksは乳幼児の発達をサポートするもの。アプリが提供する1,300超のアクティビティは、子供の発達に役立つとともに、子供と保護者が楽しく遊びながら絆を形成するのをサポートするよう専門家がデザインしたもの。対象となる生後0~24カ月の乳幼児の保護者にアクティビティを毎日8~10点配信、保護者は子供とともに配信されたアクティビティを行い、アプリ内で設定された発達のマイルストーン達成を目指す。アクティビティはそれぞれ5分程度で実施可能。
(出典)BabySparks
また、月齢によって一律のアクティビティが配信されるのではなく、子供の発達やニーズを把握した上でひとりひとりに合わせたアクティビティが配信される。 英語とスペイン語の二言語対応、iOSとAndroidで使用できるこのアプリのダウンロード回数は180か国で350万回を越える。また、アプリストアに21,000人のユーザから寄せられた評価は4.6と高い。
(出典)BabySparks
共同創業者であり、CEOでもあるGustavo Rodriguezは、「子供の脳の85%は3歳までに形成される。親や保護者が意味のある形で繰り返し子供と関わることで脳の形成の過程に大きな影響を与えることができ、BabySparksは最新の研究を活用してこの実現を後押ししている。」と述べている。
シード投資ラウンドで得られた資金は同社製品の開発促進、新たに設定する年齢層へのコンテンツ追加、社員チームの拡大に用いられる。
(了)
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