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新技術に置き換えられた人材の再就職を支援
ワシントン州シアトル拠点のスタートアップ企業NextStep Interactive(以下、NextStep)は8月1日、ベンチャー・キャピタル(VC)から300万ドルの出資を受けたことを明らかにした。同投資ラウンドには、SEI Ventures、JAZZ Venture Partners、Learn Capital's LearnStart fund、Springrock Ventures、City Light Capital、Frontier Angelsのほか、シアトル拠点のVCファンドであるPioneer Square Labsのマネージング・ディレクター3名が参加した。
NextStepはPioneer Square Labsのスピンアウト企業である。NextStepはJAZZ Venture Partners が主導した2018年秋の投資ラウンドにおいても327万5000ドルを調達している。
NextStepは、新技術の出現によって職を失ったホスピタリティ業界やサービス業界の人々に、ヘルスケア領域にフォーカスしたデジタル職業訓練を提供することに注力している。高齢化に伴って、ヘルスケア関係の職業に就く人材ニーズは急増している。
NextStepのCEOであるChris Hedrick氏は、「ヘルスケア業界は深刻かつ慢性的な人材不足状態にある。新技術によって失業した人々は、看護アシスタントや在宅医療支援者(home health aides)、コミュニティ医療ワーカー(community health worker)の需要に応える未開拓の人材プールだ」と話す。
これらの職種に就くには資格(certificate)が必要であり、失業した人々はNextStepのデジタル職業訓練を受講することで、かつての低収入から抜け出し、より給与の高いヘルスケア業界で就職することが可能になる。NextStepでは自動の職業紹介サービスも提供している。
(了)
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