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アルコールの乱用および中毒再発を事前予測するアプリ開発で
バージニア州アーリントン拠点のIT ・情報サービス企業Excellaは8月13日、アルコール中毒患者のバイタルサイン・データを取得し、アルコールの乱用および中毒の再発を医師が前もって検出するのを支援するモバイルアプリ「Beacon」の開発に向け、BEAM Diagnosticsが主要技術パートナーとしてExcellaを選定したと発表した。BEAM Diagnosticsは、アルコールや規制薬物の乱用障害を抱える患者のために、行動経済学と先端技術を組み合わせたソリューションの開発を目指すバージニア州ロアノーク拠点のスタートアップ企業。
(出典)BEAM Diagnostics
薬物あるいはアルコール中毒患者の治療を適応とするアプリとしては、Pear Therapeuticsの「reSET」がある。reSETは、疾患治療用のデジタル・セラピューティクス(DTx)として初めてFDA承認を受けた処方箋アプリだ。
reSETはコミュニティ強化(community reinforcement)とよばれる認知行動療法を基盤とするDTxで、テキスト、ビデオ、アニメーション、グラフィックス、クイズなどで構成されるモジュールを介して認知行動レッスンが提供される。reSETおよびオピオイド使用障害治療を適応にFDA承認を受けたPearのDTxである「reSET-O」の2製品の米国販売は、Novartisの子会社Sandozが手掛けており、市場アクセスの確保、保険償還の交渉、専門販売要員の配置を行っている。
他にも、ジョージア州アトランタ拠点のHayverやフロリダ州デルレイビーチ拠点のSober Networkが、薬物あるいはアルコール中毒患者の回復支援アプリとして、それぞれ「Hayver」と「Sobersystems」を提供している。これらの2社は、アルコール使用を控えるインセンティブやアプリ使用のインセンティブとして独自の仮想通貨を利用している。
(了)
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