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新規デジタルヘルスの開発にも注力
医科大学を併設するニューヨーク市最大の統合的ヘルスケア・デリバリーシステムであるIcahn School of Medicine at Mount Sinai(以下、Mount Sinai)は6月11日、マンハッタン内にAI研究センター「Hamilton and Amabel James Center for Artificial Intelligence and Human Health」を開設する計画であることを明らかにした。2021年下半期にオープンを予定する同センターは、様々な専門分野の治験担当医師約40名および、250名の大学院生、ポスドク、コンピュータ科学者を擁する計画だ。
Mount Sinaiによると、同センターはAIと機械学習を用いて、1)ゲノムデータ由来の洞察を活用した臨床ケア、2)オミクスデータ基盤のマルチスケール疾病モデル構築、3)精密イメージングに注力する。
Mount Sinaiは新技術の開発・採用に積極的だ。2019年3月には、より良い健康アウトカムの達成を支援する新規技術の開発を目的に、ドイツのIT研究機関であるHasso Plattner Instituteと提携し、新規デジタルヘルス研究所として「Hasso Plattner Institute for Digital Health」を開設すると発表した。同研究所では、デジタルエンジニアリングや生物医学、機械学習、その他の新規技術を用いて、精密医療や集団医学(population health)、価値に基づく医療に役立つ新規デジタルヘルス・ツールの開発・研究を行う。
またMount Sinai は2018年7月に、ヘルスケア領域におけるブロックチェーン技術の配備を目的として、生物医学ブロックチェーン研究所を開設している。
(了)
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