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機械学習を用いて収集したデータを分析
シリコンバレーを拠点とするデジタルヘルス企業のEko Devicesは9月25日、シリーズB投資ラウンドで2,000万ドルを調達したと発表した。ARTIS Venturesが主導した今回の投資ラウンドには、DigiTx Partners、NTT Venture Capital(NTTVC)、3M Ventures、Seaph Group、XTX Venturesなどのベンチャー・キャピタル(VC)ほか、高名な医療研究機関であるMayo Clinicが参加した。
Eko Deviceは2015年と2018年にもVCから資金を調達しており、今回のシリーズBを含めこれまでに合計で2,780万ドルを調達している。
Eko Devicesは、ECG(心電図)とデジタル聴診器を1つの小型デバイスに組み込んだ「Eko Duo」と呼ばれる遠隔モニタリングデバイスで知られる企業。Eko Duoは2017年6月にFDA承認を獲得している。
また同社は、ECGと心音のデータを使って患者の心機能の精密モニタリングを遠隔で行うことを可能にする新規サービス「Eko Home」も提供している。Eko Devicesによると、Eko Homeは機械学習を用いて収集したデータを分析する機能を搭載しており、臨床研究や、製薬企業の新薬開発における「スマート臨床試験」の実施を支援するものとなる。
Eko Devicesは既に、Mayo Clinicとの提携の下でEko Homeの検証を行っている。Mayo Clinicでの研究は、Genentechの抗癌剤Herceptin(一般名trastuzumab)を利用中のハイリスク乳癌患者を対象とするもの。
Herceptinは重大な副作用として心不全を引き起こすことがある。両組織は、Eko Homeの利用により、心不全治療薬carvedilol基盤の複数の治療法が、Herceptin利用中の乳癌患者における心不全発症や心機能低下の抑制に寄与するかどうかを検証する。
Eko Devicesによると、Mayo Clinicの他にも、Northwestern MedicineやSutter Healthといった高名なヘルスシステムで同社の製品が導入されている。
(出典)Eko Devices
(了)
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