2021/11/19

臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術(第11回)

境界のない医療を目指す、Antaa(後編)

研究・調査, 臨床医, 医療コミュニケーション支援, 日本

進化するサービスと今後の課題

 

(出所:アンター株式会社)

さて、前編ではAntaa代表の中山先生にずばり質問をぶつけてみました。
「これまで御社のサービスは、症例について実名で医師同士で相談し合うAntaa QA、動画で学べるAntaa Channel、スライドシェアのAntaa Slide、そしてAntaa Academiaと発展しています。その発展は、伝達コンテンツの拡大 (LINEから掲示板、動画、プレゼン内容へ)や、医師の意思決定課題対象の拡大 (症例検討から医局内提案、そして医局内マネジメント) へと増えていますが、このサービス発展の着想は、何がきっかけだったのでしょうか?」

その回答は以下の通りでした。
「当初はAntaa SlideがAntaaの始まりでした。様々な勉強会が世の中にある中で、物理的や時間的に勉強会に行くことが出来ない環境で働く医師であっても、情報を得る機会を作れないかと考えたのが着想でした。ただAntaa Slideを当初行う中で共感を得られず、自分が出せる価値とはなにだろうと考える中で、整形外科の相談に答えることを考えAntaa QAをスタートしました」

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