2022/06/30

デジタルヘルス討論会

現役臨床医によるオンライン座談会 【第3回】

臨床医, AI技術, ウェアラブル, テレヘルス, 医療コミュニケーション支援, 画像技術, デジタルセラピューティクス

「医療現場で進行しているデジタル技術活用について」 後編

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(出所:Shutterstock)

今回が3回目となります、現役臨床医による座談会 「医療現場で進行しているデジタル技術活用について」 は、こちらで最終回となります。前回までとは少し異なる質問も投げかけ、デジタルヘルスに対する臨床医の先生方の本音を引き出してまいります。

参加医師:

ファシリテーター:LSMIP事務局スタッフが担当。

ファシリテーター今回が最終回となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。それでは質問に参ります。

オンライン診療の普及度

ファシリテーターオンライン診療はまだ、一部のクリニック以外はあまり進んでいないというお話でしたが、コロナ禍が収束すると日本ではオンライン診療の普及度は下がるのでしょうか?

ドクター心拍  オンライン診療はやはり実際に診察したり検査したり、問診も直接表情を見ながらするのとは違うので、また総合病院では比較的中等症、重症例が多いということもあり普及しにくいかと思います。コロナ禍で導入したところは今後も多少オンライン診療を継続するでしょうか。やはり便利ではあるかと思いますので。

DIO       オンライン診療は、診療報酬体系の影響も結構あると思います。

ドクター心拍  オンライン診療は、診療報酬安いですしね。

Dr. KOTATSU  初診からオンライン診療可能というのもいつ廃止になるかわかりませんし、確かコロナ禍での暫定的な処置ですよね。精神科とか漢方内科とか、若干メンタルヘルスで自由診療で料金設定しているところはうまくはまっていると聞きましたが。

ファシリテーター診療内容によっては、今後浸透していく可能性があるかもしれないですね。

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(出所:Shutterstock)

医療現場における問題点

ファシリテーター企業側は医療で何か役立つデジタルヘルスを開発したいが、何をどうすべきか、模索中であり、何かヒントになるものを探している企業も多いようです。医療現場における問題点、改善して欲しい点などがあれば教えていただきたいです。

DIO       医療現場における現時点での問題点としては、紹介状などの手紙・FAX文化がまだまだ主流であること、そのため他の病院での診療がやや不透明にならざるを得ないことなどは問題点かつ改善したい点でしょうか。

ファシリテーターそうですか。これは将来的には改善することができそうですね。

ドクター心拍  改善する技術は無いわけではないけれど、実際には進まないということもあるかと思います!

ファシリテーターなるほど、その理由があるのですね。医療現場の皆様の理解が必要ですね。

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(出所:Shutterstock)

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