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合計調達額は1億4,300万ドルに
ベンチャー・キャピタル(VC)企業のLightspeed Venture Partnersは7月2日、瞑想アプリを手掛けるCalmに投資を行うと発表した。一部報道によると、Lightspeed Venture PartnersによるシリーズB投資金額は2,700万ドルで、創立以来Calmは合計で1億4,300万ドルを調達した。
2012年設立のCalmは2019年2月に、TPG Growthが主導するシリーズB投資ラウンドで8,800万ドルを調達したことを明らかにした。同投資ラウンドは、CalmがシリーズAラウンドで2,700万ドルを調達してから1年もたたないうちに行われ、この時点で同社はユニコーン企業(創業10年以内、評価額10億ドル以上、未上場、テクノロジー企業の4条件を兼ね備えた企業)の仲間入りを果たした。Calmのサブスクリプションサービスは年間プランの場合毎月5ドルの料金設定で、ユーザは、不安、うつ、ストレス、不眠症、人間関係などにフォーカスした100種類以上の音声ガイド瞑想プログラムを利用できる。また、アプリのコンテンツの1つで、大人のための就寝時のおとぎ話プログラムである「Sleep Stories」では、俳優のMatthew McConaugheyや歌手のLeona Lewisといった芸能人がおとぎ話を聞かせてくれる。そのほか、リラクゼーションのための音楽や「自然の音」が数多く用意されている。
Calmによると、グローバル規模におけるアプリのダウンロード件数は4,000万件で、うち100万名超が有料ユーザだ(2019年2月時点)。同社は2018年に収入が4倍となり、このままいけば年間1億5,000万ドルの収入になると報告している。
(了)
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