2019/08/27

米国eHealthジャーナル 第2号

FCC、Connected Care Pilotプログラムについてコメントを募集

テレヘルス, ジャーナル第02号

 
 

低所得者層に直接的にテレヘルス・サービス提供を目指す

連邦通信委員会(FCC)は7月10日、低所得者層に直接的にテレヘルス・サービスを提供することを目指すConnected Care Pilotプログラムの実施に向け、一般からの意見を募るNotice of Proposed Rulemakingを発表した。

FCCは、無線、有線、ラジオ/テレビ向け周波数、サテライト(通信衛星)などを介して米国内で発信または着信するすべての通信を規制し、通信政策を策定する連邦機関。

Connected Care Pilotプログラムでは、FCCのUniversal Service Fundが、ブロードバンド接続型テレヘルスサービス構築費用の85%を負担する。

FCCは、3年間で1億ドルを投じる同プログラムの提案を2018年7月に行っており、委員会における全会一致でのプログラム支持を受け、今回、その実施に向けて歩を進める形となった。


NoticeにおいてFCCは、予算や期間、パイロット・プログラムの構成といった一般的な課題に加え、例えば先住民族保留地の人口にいかに適切にケアを提供するか、またオピオイド依存や精神疾患、糖尿病などの問題にいかに対処するか、医師不足地域にプログラムを限定すべきか、医療サービス提供者やブロードバンドサービス・プロバイダの参加資格といったの問題について広くコメントを求めている。
 

(了)


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