2019/08/27

米国eHealthジャーナル 第2号

Soom、リコール情報をユーザにしらせるiPhoneアプリをリリース

行政・規制ニュース, ジャーナル第02号

 
 

オープンソース・データベース「openFDA」基盤のアプリ

マサチューセッツ州ボストン拠点のスタートアップ企業
Soomは7月15日、バーコードとナレッジグラフ技術を利用して、リコール対象となった医療機器の情報をユーザに知らせるiPhone専用アプリの「SoomSafety」をリリースしたと発表した。ナレッジグラフとは、Googleの検索アルゴリズムの仕組みの1つで、単に検索キーワードを含む情報を検索結果に表示するのではなく、人物や作品、場所などあらゆる物事について、それぞれの情報の関係性や属性を認識、把握したうえで、それを反映した検索結果を表示する機能。

ユーザが医療機器のバーコードをスキャンすると、Soomが製品を同定し、使用方法や安全性データ、リコール情報などを表示する。Soomの社長兼CEOであるCharlie Kim氏によると、2019年だけでも既に26種類の医療機器がリコールされている。

SoomSafety は「openFDA」と呼ばれるFDAのオープンソース・データベースを活用する初のアプリだ。openFDAは、Elastic が開発するオープンソースの全文検索エンジン「Elasticsearch」を基盤とするアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)で、開発業者がFDAデータを迅速かつ容易にアプリに組み込むことを可能にする。

 

(出典)Soom

 

(了)


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